あなたが海水魚の飼育を始めるのであれば、まずは飼育スタイルを決定しなければなりません。飼育スタイルに大きな影響を与えるのが、あなたの年収とズボラかどうかです。
海水魚の飼育方法を紹介するブログは数多くあれど、年収やズボラに着目した飼育方法を紹介しているところは少ないようです。年収やズボラ度合いは以下のように海水魚の飼育方法に多大なる影響を与えます。
年収が海水魚飼育に与える影響
海水魚の飼育には、途方もなくお金がかかりますが、濾過方法や照明器具のそれぞれの価格差がまた大きいのです。プロテインスキマーのように、あればいいのは分かるけど手が出ないというケースもあるはずです。あなたがどの程度、海水魚飼育飼育に投資ができるのかは、飼育スタイルに大きな影響を与えるでしょう。
ズボラ度合いが海水魚飼育に与える影響
ズボラかどうかも海水魚の飼育スタイルに大きな影響を与えます。小まめに水替えをした方がよいというのは、そりゃ当然ですが、メンドクサイものはメンドクサイ。だいたい、飼育し始めの時には、テンション上がって手間暇かけられますが、しばらくすればさぼりがちになるのが人間ってものです。
というわけで、年収とズボラ度合いによって、以下のような4つの飼育スタイルに分けることができると考えてよいでしょう。

【B型タイプ】お金がないのにズボラ
お金がないくせにめんどくさがりなあなたは、ちょっとわがままなB型タイプです。ベテランアクアリストからは、「海水魚を買う資格がない!」と怒られるタイプといえるでしょう。
しかし、なにを隠そうこの私、以前に採用していた飼育スタイルはまさにこれ。年に3,4回の水替えに、プロテインスキマーもクーラーもない貧弱水槽で、10年以上に渡りハタゴイソギンチャクとカクレクマノミの共生を実現しました。B型タイプでもやりようはあると言えるでしょう。
このタイプは、私が実際に経験したスタイルなので、別のブログで詳しく紹介することにします。
【AB型タイプ】貧乏だけど几帳面
貧乏と几帳面という相反する2面性を持つあなたは、惜しみなく手間をかけることで十分に海水魚飼育を実現できるはずです。そもそも、お金がないのにズボラなB型タイプが成り立つのであれば、几帳面なAB型が成り立たないわけがない。
しかし、AB型タイプはかなり大変であることを忘れてはいけません。貧乏水槽の場合、オーバーフロー水槽やプロテインスキマーが持つ濾過能力の多くを水替えに依存することになるはずです。水替えの浄化能力は確かに大きいのですが、小型水槽の場合は、水替えが水質変化に与える影響が大きくなるため、60cm以上の水槽が現実的かもしれません。
といっても、ズボラな私には絶対に無理な飼育方法。長期間にわたり几帳面を維持できる人でなければ採用してはいけない飼育方法といえるでしょう。
【O型タイプ】お金があるけどズボラ
お金があるけど大雑把なO型タイプは、海水魚飼育を始めようとする人の多くが採用する飼育スタイルかもしれません。場合によっては、無換水なるものを目指したりするわけです。だいたい、お金がないけどズボラなB型タイプのはずだったのに、知らぬ間に投資がかさんでO型タイプになっているということもあるでしょう。
しかし、海水魚飼育は、ズボラをお金で解決するなんてことが成り立つような甘いものではありません。どんなにお金をかけようが、無換水は不可能と考えてよいでしょう。無換水に大きく貢献するプロテインスキマーは、たしかに水質浄化の大きな貢献をするのでしょうが、海水に含まれる必要元素を除去してしまうので、こまめな添加が欠かせません。
さらに、このタイプは、水質浄化機能のありそうな設備に目が向きやすく、無尽蔵にお金がかかる危険があります。プロテインスキマーはとにかく、殺菌灯やRO浄水器、カルシウムリアクターなどは、本当に必要かどうかよく考えたほうが良いでしょう。
いずれにしてもO型タイプは、飼育したい海水魚の数やハードコーラルを飼育したいかどうかなどにより、飼育方法は大きく異なります。私自身は、過去の経験を踏まえてO型タイプの飼育方法を選択することにしましたが、具体的な飼育スタイルは別のブログで紹介することにします。
【A型タイプ】金持ちで几帳面
金持ちで几帳面なA型タイプは、海水魚飼育のかがみのような夢の飼育スタイルであると言えるでしょうか。ミドリイシをはじめとしたハードコーラルの飼育を余裕でこなし、とても美しい水槽を実現できるはずです。
A型タイプは、多くの場合ベルリン式をベースに、微量元素をこまめに添付する飼育方法になるのかな。ズボラな私には絶対に採用できない飼育方法なので、この飼育スタイルを採用する方は、別の金持ちなブログを確認してください。
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