今回、あらたに海水魚飼育を始めるにあたってよく分からなかったのは、オーバーフロー水槽の上にリフジウム水槽が乗るのか、ということです。こちらで紹介したように、私はエコシステム(マッドシステム)を目指し、本水槽の上にJunのスレンダーを乗せる計画です。しかし、本当に乗るかのどうか、よく分からないまま水槽を購入したのでした。
Junのスレンダーは水槽の枠の上に乗る

Junのスレンダー水槽は、重ねらレールというものを本水槽の枠に置き、その上に設置します。水槽のフタはフタ受けの上に乗るので、そんなイメージでスレンダー水槽も設置するのかと思っていたのですが、右図のように文字通り水槽の枠の上に重ねる感じになるわけです。
そのため、本水槽にガラスフタをつけたままでもその上にスレンダー水槽を重ねることがだってできます。当然、スレンダー水槽には排出口やポンプが付くため、これらを邪魔にしない範囲内ですが。
いずれにしても、90cmのアクロの本水槽のうえに、90cmのJunスレンダー水槽は問題なく乗ることが分かりました。
上部リフジウム水槽のライトは?

スレンダー水槽を使った上部リフジウムを実現するにあたり、買ってみるまで分からなかったことの一つが、ライトをどうするか、ということです。水槽の上部に水槽が乗るとなると、ライトが設置できるのかどうか、不安になりますよね。でも、これは全く問題ありませんでした。
買ったライト(マーフィード NEMO LIGHT 2 アクアマリン 96W)が良かったのかもしれませんが、水槽台に乗っけるだけなんですよね。載せる場所の自由度も高く、移動も簡単です。せっかく上部リフジウムにしたら、載せたリフジウム水槽も眺めたいわけですが、多少はライトが邪魔しますが、視認性も悪くなさそうです。
もし、ライトがうまく取り付けられない場合は、吊り下げようと思ってましたが、このままで問題なさそうでした。
上部リフジウム水槽を乗せたまま本水槽のフタは閉まるか?

結果からいうと、問題なく水槽のフタを取り付けることができました。アクアフランジや、重ねらレールを水槽のふちに取り付けていても、ガラスフタを乗せることができます。
ただし、右の写真のように、Junのスレンダー水槽の吐出口などがあるため、当然、ガラスフタを奥まで取り付けることはできませんので、手前にスペースができてしまいます。
これだけのスペースができてしまうと、魚は飛び出すわ、水は蒸発するわで大変です。私はこのスペースを埋めるために、ガラスフタを特注することにしました。
上部リフジウムを乗せるための最大の関門

オーバーフロー水槽で、Junのスレンダー水槽を重ねる場合の最大の関門、それは、本オーバーフローの三重菅とスレンダー水槽の排出口や取入口が重なってしまい、そのままでは重ねることができないということでした。
いろいろと思考錯誤したのですが、まずは、右の写真のように、付属品であるホースを、スレンダー水槽の取入口の奥までしっかりと差し込まなければなりません。多分、そのままでは奥まで刺さらないため、私はやすりで少し削りました。
【結論】オーバーフロー水槽にスレンダー水槽は工夫すれば「乗る」
オーバーフロー水槽のうえに、Junのスレンダー水槽を乗せる場合は、ガラスフタの問題も照明の問題もあまり気にする必要はなさそうです。選ぶ機種によっては、水槽のスタンドが必要な場合もあるでしょうが、普通のLED照明であれば大丈夫です。まあ、メタハラやスポット照明を取り付ける場合は、どちらにしろスタンドが必須になりそうです。
最大の問題は、オーバーフロー水槽の3重管と、Junのスレンダー水槽の排出口や取入口が干渉してしまうことです。この問題も、大規模な自作のレベルではない程度でどうにかなりそうです。少なくとも、アクロの90cmオーバーフローとJunのスレンダー水槽はなんとかなりそうですよ。
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